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バランスについて・映画『バベル』
何気なく川面に投げた小石が、ちいさな水紋をつくる。
静かに広がった水の輪はさざ波を立て、揺らぎ、
やがては思わぬ場所で、何かを変えてしまうような力を持つこともあるのだ。
世界はつながっている。
そして、人はその内側でそれぞれを生きているのだ。

もし、遠い世界に起こる物事が、私たち1人1人の何気ない行動につながっているのだとしたら…そのバランスの不安定さに身震いしてしまう。
東京の夜景を見下ろす高層マンションと、
絶望にくらくらしそうなメキシコの砂漠と、
慎ましい暮らしのある乾いたモロッコの山々と、
何の関わりもないような場所を結ぶ、それまで見えなかったつながりを、
子供の放った1発の銃弾が浮き彫りにする。

そばにいるのに通わない心、伝わらない想いに苛立つ人々。

言葉を探そうとすればするほど、核心から遠のいてしまうようだけれど、
凄い作品に出会ってしまった。

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いつも新作が出ると必ず手にする村上春樹の本。
今回はさっぱり手に入らない。
もちろん、本を出せば売れる作家であるのは承知しているけれど、
こんな経験は初めて。
人の流れがひとつの大きなカタマリになっている感じがして、
少しばかり奇妙に思える。
「話題になる」というのはこういうことなのかな?

楽しみは先にあった方がいいので、
読める日を気長に待つことにします。
| by ゆら音楽・映画・本・芸術 | 13:55 | comments(0) | - |
Vistaに憤る* * *最近のこと・その1
サブマシンとして長年待機させていたVaio Noteが、
すでに仕事では使い物にならないスペックになってしまい、
これまで使っていたShuttleをサブに、
メインにVistaをのせたPCを新調しました。

HP Pavilion Desktop PC s3540jp/CT
CPU Intel Core2 Duo E8400 3.0GHz、メモリ2GB搭載。

今までよりも画像処理速度も楽になるでしょう〜と期待していたら、
これまでのPentium4 3.0GHzとさほど変わらない気がするのは錯覚でしょうか。

何よりも、OS自体のメモリの使い方たるや…
半透明なウィンドウやら余計な見栄えはすべてオフにし、
仕事で必要最小限のソフトを入れ、
パフォーマンス重視の使用法にしているにもかかわらず。
その上、Vista対応のアプリケーションからして
すべて重くなっているのですから。

クライアントやユーザーの環境も考慮しつつ、チェックするためには
やはりできるだけ最新の環境も備えておきたいのが正直なところ。

良い方に新しいものがどんどん進歩しているようで、
トータルで捉えると、複雑になっただけだったり、
余分なものが増えただけだったり。
実は使いやすくなっているわけではないことに気づいたりもする。

この早い流れの世界の中で、
本当は、同じものがずっとそのまま使えたらいいのに、と
もしそうだったら自分自身も困るのは承知で、
ひっそりとちいさく憤っております(笑)

| by ゆらPC関連 | 23:42 | comments(4) | - |
そういえば近ごろ空を眺めていない
ずっと続いた暑さからの不調と、なかなかお休みがとれない毎日で
ブログすら文章を書くことから遠のいてしまっていました。
キュウキュウの数か月から抜け出て、深呼吸です。

静かでかつ重くない映画が見たいと思い『めがね』を鑑賞。
『かもめ食堂』と同じ荻上直子監督。
出演者も小林聡美さん、もたいまさこさん、と同じ。
色合いや時間の流れ方も、やはりかもめワールド(?)だけれど、
『かもめ食堂』の方が「どこかにあるかも」と思えるところや、
サチエさんの作る料理、凛とした魅力で私は好きかな…。
でも、なんにもない・なんでもない世界が描かれた今回のもいい。

『めがね』の島は、貸し切りの遊園地みたい。
人のいないスーパーマーケットの特売品のワゴン。
子供たちのいない校庭。車の通らない海沿いの道路。
目がくらむくらい美しい海と空の色。
現実からはかけ離れた、どこにもない場所。

印象に残ったのは、タエコさんが迷って途方に暮れていた道で、
引きずっていた銀色のトランク。
「自分に必要なもの」が入っているはずの重い<かばん>も、
手放してみたら、案外何事もなくやっていけるのかもしれないな、
なんてことを思い、その短いシーンで、
なんだかポッと一瞬心が軽やかになったのでした。
思えば今の気分にぴったりの世界。

それから、いろいろなお誘いを
タエコさんがひとつひとつきっぱりと断るところ。
頑なに映るかもしれないけれど、私はわりと好きだったりします。

気がつけば、空の色が綺麗な季節ですね。
| by ゆら音楽・映画・本・芸術 | 21:42 | comments(2) | - |
緑が濃くなってきました

近ごろ、以前にも増してお花がすきです。
私にとっては、究極の贅沢かも。

およそ3カ月ぶりの更新。
少しのあいだ入院していました。


安静にしている間の過ごし方として、
いそいそと(?)たくさんの本とPSPを持ち込んだにもかかわらず、
退院するまでほとんどそんな余裕が持てませんでした。

いつもに比べれば軽いものだったにもかかわらず、
数週間で自分で車椅子へのトランスができなくなり、
たった数メートルが漕げず、途方もなく長く感じた病院の廊下。

何年もかけて日々の生活で培った力やらコツやらが
簡単に衰えてしまう怖さを感じました。

悲観的な意味合いではなく、
この身体である以上健常であるよりはやはり、
これからも受け止めていかなければならないことは覚悟しつつ、
今はほぼ元気に暮らしています。

何気ない暮らしの流れが自然にできなくなったとき、
その同じようなことの繰り返しも、
過ごしてきた中で培われた「今」であることに気づきます。

できなくなって、いつのまにかできるようになっていたことに気づく。
…といったらいいのか。伝わるでしょうか?

たぶん誰にとっても生きることはけっこう大変なのだろうけれど、
生きているあいだは、ちゃんと生きられるといい。(日本語、変?)

いつかもっと先、「まあまあがんばったんじゃない?」なんて
気づけるように生きられているといいと思う。

さて、また前に進みましょう。

| by ゆら日々のこと・思うこと | 18:19 | comments(3) | - |
e-Taxの道のりは遠い?(準備編その2)
その1からのつづきです。

●ICカードリーダを購入
電子証明入り(?)住基カードを読み込んで使用するための
カードリーダを用意します。
※公的個人認証サービスに対応しているかチェックの必要あり。
私はSHAPP製のRW-4040に決めました。
つまり、特典のように書かれた控除額5,000円は、導入費用となるのですね。

●ドライバ・各ソフトウェアをインストール
<インストールする必要のあるもの>
・カードリーダライタのドライバ
公的個人認証サービス利用者クライアントソフト
(電子証明書を発行時にCD-ROMでも配布されます)
JRE(Java実行環境)
e-Tax対応ソフト
ソフトから初期登録をし、登録完了確認を受け取り、
ここからようやく通常通り書類作成です。
私の場合は、添付書類を省略するための書類や収支内訳書なども追加でダウンロード。

ところで、今年からは製品化された確定申告ソフトを
年度が変わるたびにアップグレード購入するのはやめました。
毎年のように行われる税制改正。
いったん書式に慣れてしまえば、国税庁サイトでその都度更新されていく
無償のもので確実+経済的+機能十分ですから。

準備過程については、日常的にPCを使っている私も
「面倒くさ〜い!」で頭がいっぱいに。
どう考えても、プリントアウトして税務署に郵送していた頃の方が、
安上がりでシンプルだったことを実感します。
このあたり、どうなんでしょうね?そう感じるのは私だけなのでしょうか。

利用者が増えれば、不便な点、とっつきにくい問題点が
明確になり改善されていくのか…。
そもそも改善されなければ興味のある人、
必要のある人が足踏み状態のままとなるのか…。

とりあえず、来年は「e-Taxにして良かった」と実感できることを期待します(笑)

| by ゆらデザイン・お仕事 | 20:45 | comments(0) | - |